インバウンド対策:各SNSの特徴

SNSの特徴

 

国ごとにユーザー数のこまかい偏りはありますが、世界各国で主に使用されているSNSは、次のものが挙げられます。

 

Facebook


他にも海外で人気のSNSは存在しますが、基本的に取り入れておくべきはこの5つです。

Facebookの最大の特徴は、ユーザー数の多さと範囲の広さです。人気SNSが国ごとに異なる中で、どの国でもかなりのユーザー数を獲得しているのは、Facebookです。

ビジネスや就職活動で利用されることもあるためか、全体的に利用者の年齢層が高めとなっています。大人向けのプロモーションではまずおさえておきたいツールです。

 

Twitter

これに対し、若年層の利用者数が多いのがTwitterです。日記や写真を手軽に共有できるため、手軽なブログとして活用している人も多いのが特徴です。海外では有名な俳優やスポーツ選手が利用していることでも人気で、国内においても企業アカウントのつぶやきが度々話題となっています。

知名度のアップや話題性を目的とするなら、企業アカウントを作っておくのも良いでしょう。

 

Instagram

Instagramに関しては、米国以外のユーザー数が8割を占める点がポイントです。広い地域に情報を拡散できる上、必要なのは画像のみという手軽さ。多言語への翻訳が難しい場合も、インパクトのある画像を投稿するだけで話題となります。

ただし、情報を拡散するにはハッシュタグの設定が重要です。検索数の多い#travelを必ずつけることで、旅行に関する情報を求めているユーザーに見てもらいやすくなるため、忘れないようにしましょう。

 

WeChat

WeChat(ウィーチャット)は、2015年時点で、登録者数は11億2,000万人と言われ、2016年には月間アクティブユーザーが7億人を突破したとの発表がありました。FacebookなどのSNSが使用できない中国では、インターネットユーザーのメインSNSとなっています。機能はLINEによく似ており、友人同士のチャットのやりとりや、グループチャットなどの機能が付いています。特に注目すべきは、アプリ内で完結する決済機能でしょう。銀行口座をアカウントに登録すると、WeChat上でお店の支払いができたり、同じWeChatユーザーへの送金も可能です。公式法人アカウントも多く存在し、ユーザー向けに情報を発信しています。

日本で一番WeChatを使いこなしている大丸松坂屋のインバウンドプロモーション

 

Weibo


Weiboウェイボー)はTwitterと同じような機能を持ち、短文での投稿に写真や動画をつけることが出来ます。2016年時点で6億人のユーザーがいます。Twitterと同じで、情報の拡散に長けており、企業の公式情報発信の場として活用されています。

このように、SNSとひとくくりにしても、実際はサービスの多様性もあって活用方法が異なります。企業の特色に合った投稿機能や、ターゲットとする国での人気など、各SNSのどれを使うのが最も効果的なのか、事前分析をしっかり行ってから選びましょう。