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インバウンド業界の仕事について

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訪日外国人の増加によって、多くの業界が恩恵を受けています。具体的にはどの業界なのでしょうか。また、こうした業界では仕事をする上でどのような人材が求められているのでしょうか。その傾向をみてみましょう。

インバウンド業界の種類

インバウンドの恩恵をダイレクトに受けやすいのは航空会社、旅行代理店、宿泊業の3つといわれています。

外国人が来日するには交通機関が必要です。クルーズもありますが大半は飛行機を利用するでしょう。もちろん国内の移動も飛行機なら短時間で済みます。旅行代理店は訪日外国人と国内のインバウンド事業をつなぐ窓口になります。とくに海外に支店を構えている旅行代理店は自らツアーを企画できるので、より恩恵を受けやすいでしょう。ホテルや旅館などの宿泊施設も訪日外国人が滞在する上で不可欠です。

これらの業界が儲かれば、航空機の素材を製作するメーカーや宿泊施設を建設するゼンネコンなどの建設業界にも影響を与えます。今後はWi-Fiなどネットワークの需要が高まっている通信業界、インターネットや決済サービス、多言語化をサポートするコンピューター業界などにも波及するでしょう。

一方、中国の爆買いブームで一時的に恩恵を受けた小売業界は、その勢いに乗って事業を拡大したものの、ブームが去ってからは明暗が分かれています。食品を扱うスーパーマーケットや日用品、化粧品を扱うドラッグストアは引き続き堅調ですが、家電量販店など価格が高い商品を扱うところは軒並み苦戦しています。

このように訪日外国人の需要に左右されやすい業界があります。逆にいえば現在それほど影響のない仕事でも、きっかけ次第で恩恵を受ける可能性は十分にあるのです。たとえばインバウンド向けのコンサルティングをおこなう企業が、この数年で目立っています。

インバウンド業界で求められる人材

インバウンド業界の需要が高まる中、多くの企業や自治体は人材不足に悩まされています。一番に必要なのは語学力であり、英語や中国語が話せるのはもちろん、公用語にしている国が多いスペイン語や訪日外国人が多い韓国語も話せておきたいところです。複数の言語を話せるほど需要は高いでしょう。

ただし語学力だけでは不十分で、インバウンド業界ではプラスアルファの能力が求められます。たとえばマネジメント力です。ひとつの能力に特化している人材はたくさんいますが、これらを総括できる人材が意外といません。現場を効率よく動かすのはもちろん、外部との調整や対応にも長けているのが望ましいでしょう。

またプレゼンテーション力も必要です。アイデアを生み出すくらいなら誰でもできますが、それをわかりやすく周囲に伝えられないと実現できません。行政や関連企業を動かすための交渉力にもなります。

いずれも共通して大切なのはバランス感覚です。もちろんインバウンドである以上、訪日外国人の思考や文化を理解する必要があります。多言語に対応するのもそのひとつです。ただしサービスを提供するのは日本人なので、仕事を進める上では人当たりの良さや几帳面さなど日本的な要素も求められます。異文化を上手に理解させる能力も必要です。両方を併せ持った人材ほどインバウンドでは強みになるでしょう。

もうひとつ、インバウンド業界はブームや国際情勢、自然災害など影響を受けやすく、安定とは無縁です。人材にはどんなリスクにも柔軟に対応できる経験の多さも重視されます。

まとめ

インバウンド業界では訪日外国人に的確なサービスを提供できて、同じ日本人と意思の疎通を図れる人材が求められています。現場で働くだけでなくマネージメントの立場から仕事をする選択肢もあります。旅行代理店などインバウンドの恩恵を受けやすい業界をはじめ、今後もあらゆる業界から引き合いが多くなるでしょう。

“コンタクト”
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