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訪日外国人旅行者(インバウンド)が一番増える7月到来!7月が増える理由とは?

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日本政府観光局(JNTO)が発表したデータによると、昨年の訪日外国人観光客が一番多い月は7月の1,918,356人です。

 

要因としては6月のジメジメとした梅雨が明け、各国夏休みシーズンに突入することが大きな要因かと考えられます。

しかし中国人にとって夏休みは日本のように長期的に休む習慣はあまりありません。中国の代表的な長期休暇は春節のほかに国慶節があります。春節や国慶節の長期休暇はその1週間でこそ一定数の訪日旅行客が集中しますが、月間で見るとインバウンドのピークではないと考えられるでしょう。

 

なぜ7月に外国人観光客が増えるのか?

ひとつは夏休みシーズンに急増する各種イベントやキャンペーンが訪日外国人観光客数を後押ししている要因かと考えられます。7月にはいると全国で祭りやフェスなどのイベントが開催されるほか、夏休みシーズンということで開催側も様々なキャンペーンを実施します。

2016年に入り中国人観光客の消費動向も変化しつつあり、「爆買い」と言われる「モノ消費」から「サービス体験型」の「コト消費」に変わりつつあります。そのような変化が見られるため今年の7月に開催される祭りやフェスなどの体験型イベントは外国人が多く訪れるのではないかと思います。

 

欧米圏の夏休みが比較的長期な為

日本での社会人の夏休みといえば、一般的に期間として概ね3日~5日、土日を合わせて5日~9日が多いのではないでしょうか。しかしヨーロッパでは、労働法で年間の休み取得期間が決まっていることや、夏休みに合わせて有給を連続で消費することが一般的です。一般的な会社員で大体の夏休み日数がアメリカ・イギリスが2週間、ドイツは3週間前後、フランスは4-5週間前後と言われています。

 

実際に2015年の6月から7月にかけてヨーロッパ圏の訪日外国人観光客数は62%増加しており、アジア圏の18%の伸び率と比べると欧米圏の夏休みパワーが顕著に表れた結果となりました。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?今月の7月が外国人観光客が一番日本へ訪れる月です。増加している要因を調べることによって様々なサービスや戦略を考えることが可能となります。株式会社アレンジではインバウンドについてのデータを発信しています。ぜひインバウンドビジネスにご活用ください。

 

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