インバウンドニュース

インバウンドについて知りたいならイベントに参加

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「インバウンド」という言葉の意味は知っていたり、訪日観光客の対策をしなければいけないことは理解していても、実際に何をしていいのかわからないものです。そんな時ヒントになるのがインバウンドのイベントです。

実際にどういった内容でインバウンドイベントが開催されているのかご紹介します。

インバウンドのイベントとは

近年、インバウンドをテーマにしたイベントが数多く開催されています。たとえば日経BP社による「インバウンド・ジャパン」や日本経済新聞社の「インバウンド・観光ビジネス総合展」、一般社団法人日本能率協会の「インバウンドマーケットEXPO」などです。大規模なイベントになると東京ビッグサイトで開催され、数万人が来場します。

こうしたイベントでは、インバウンドについてもっと知りたい企業や自治体の担当者が参加します。主催者側はテーマにもとづく講演会やセミナーの実施、ブースを設けてソリューションとなる技術やサービスの紹介、インバウンド事業を展開する企業と商談する機会提供などをおこないます。

学べるテーマはさまざまで、食に関しては人気のある日本食やハラール認証の対策。多言語化については翻訳ツールやロボットの導入。サービス面では研修すべき内容やプロモーションの手法などがあります。

つまりインバウンドについて問題を抱えている側と解決策をもっている側が交流し、インバウンド市場を活性させるのがイベントの目的です。参加するからには受け身でいるのではなく、積極的に声をかけて意見を交換するのが望ましいでしょう。イベントによってはさらなる交流を図るために飲食ができる交流会を別途用意しているものもあります。

インバウンドイベントに参加するためには

こうしたインバウンドイベントに参加するには事前の登録が必要です。大規模なイベントであればインターネットから登録します。手続きが完了すると後で招待状が送られてくるので、当日に持参して入場します。当日入場を受け付けてくれるイベントもありますが、セミナーによってはすでに満員になって中に入れない可能性もあるので注意しましょう。

入場料は大規模なイベントで3,000円が平均的な相場で、多くは事前登録によって無料になります。交流会があるイベントなら6,000円など価格設定は高めです。逆に1,000円台で参加できるイベントもあります。なお、ブースを設けて出展するのであれば40万円前後の出展料金が必要です。

気をつけたいのは、インバウンドのイベントは大半がBtoB向けであり個人では参加できません。必ずインバウンドに携わる企業や自治体の担当者として申し込む必要があります。招待状の送付先も個人宅の住所は指定できません。たとえ本人が該当しても無関係な家族の同伴は断られます。

参加の対象となるのは、インバウンドで事業展開を検討している企業、売上の増加を図っている企業、訪日外国人向けのイベントを企画・実行、誘致を推進する立場の担当者です。また出展できるソリューションとしては以下が挙げられます。

・インバウンドのマーケティングやコンサルティング
・Webサイトの制作やSNSの活用支援
・ネットワークの整備
・電子決済サービスの導入
・ハラール関連
・食材の提供
・土産物のプランニング
・翻訳システム
・多言語対応サービス
・語学研修の実施
・街づくりや交通インフラの整備

イベントによってはテーマを絞って、参加者や出展企業を限定しているものがあります。不明な点があれば、事前に主催者へ確認した方が無駄足にならずに済むでしょう。

まとめ

インバウンドについて一人であれこれ悩むよりも、イベントに参加した方が解決策は見つかりやすいでしょう。心強いパートナー企業に出会える可能性もあります。また出展する側もニーズを把握したり改善の余地が見つかる可能性があるなど、気づきの機会となります。年に数回ほどおこなわれているので、積極的に参加したいところです。

“コンタクト”
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