インバウンドニュース

データから考えるインバウンド集客のその後

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日本政府観光局(JNTO)の推計によると4月の訪日外国人観光客は208万2000人と発表されており、3月に続き200万人を超えました。

外国人観光客に人気のゴールデンルート(関西→静岡”富士山”→関東)の中心に位置する静岡富士山空港は2015年度の搭乗者数は前年比27%増の69万8652人で09年の開港以来の最高記録となりました。

静岡空港は開港当初、東京・大阪から新幹線で1-2時間の近さゆえ搭乗者は伸び悩んでいましたが、ここにきて搭乗者数でも過去最高、県単位で見ても15年の外国人の宿泊日数(人数に宿泊数をかけた数値)の前年比伸び率で静岡県が2.3倍(175万泊)と全国1位になりました。

要因としては中国からの訪日観光客の増加を背景に国際線の利用が伸び、初めて国内線を上回ったのが大きな理由です。中国路線の拡大でインバウンドの国際線利用者が大幅に増えたことで静岡の経済拡大につながりました。

静岡県や観光業者は、世界遺産の富士山のほか、浜名湖や伊豆の温泉地、国宝の静岡市久能山東照宮などを周遊する観光ツアーを企画し、中国人に人気の高いアニメ「ちびまる子ちゃん」などゆかりのキャラクターを前面に出して地元に滞在してもらえるよう色々な企画を打ち出しています。

現状訪日外国人観光客数は冒頭で話した通り上昇傾向にあります。インバウンドビジネスを考える上で、各企業・自治体は今後増えていくであろう観光客にどのような受け皿を用意して対応していくかが重要なポイントとなりそうです。

山梨県ではインバウンドの受け皿として富士山以外の県内の観光名所を周遊してもらうよう山梨県内の観光名所にWi-Fiを1000箇所設置しました。

地域やその土地にあった受け皿を用意することでより効果的なサービスを提供することができます。アレンジではインバウンドに関するご相談やコンサルティング業務を行っています。わからないことや気になることがございましたらお気軽にお問い合わせください。

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